龍王龍神


1)龍神
 世界各地に伝わる龍族の長たち。あらゆる神々の中でも特に古い歴史を持ち、人知を越えた能力を秘めている。龍神伝説は全世界に分布しているが、どの伝説においても凄まじい力があることから、強大な神々であり、人々の畏怖の対象になってきた。
水に関係する。気象の神で自然災害などを守る神として海など水場に祀られている。地上では作物に実りをもたらしたり、自然災害を起こして人間に警告を促したりする
天に昇るイメージから、成功と発展の象徴とされている
五行の中でも「水」の気が多い方に繋がりやすい

龍神とは、天と地を自由に行き来し、自然の力をつかさどる神様で、「水の神」とも呼ばれます。中国から伝来した信仰で、日本では神社で自然災害を防ぐ守護神として崇拝されています。また、海や川、滝や湖などの水辺に関連づけられた地域信仰も根付いています。

  • 龍王(りゅうおう)
    • 龍王は、仏教やインドの神話に由来する存在で、特に仏教においては、八大龍王や五大龍王として知られています。海や水を司る神とされ、人間界に雨を降らせたり、洪水を引き起こしたりする力を持つとされます。仏教では、法を守護する存在としても描かれます。
    • 中国や日本では、龍王はそれぞれの地域の伝説や物語に登場し、例えば日本では竜宮城の王としても有名です。
  • 龍神(りゅうじん)
    • 龍神は主に日本の神話や folklore に根ざした概念で、自然の水源や海、川、湖沼などに宿る神とされています。龍神は自然現象と密接に関連しており、農業や漁業に影響を与える存在として信仰されることが多いです。
    • 龍神信仰は、龍が神聖な生き物であり、水の恵みや災害と直結しているという日本独自の自然観を反映しています。祭りや儀式で龍神を祀ることもあります。

共通点と違い

  • 共通点:両者とも水と関連があり、しばしば豊穣や自然の力の象徴として扱われます。
  • 違い:龍王はより広範な東アジアの文化に見られ、仏教的な要素が強い一方で、龍神は特に日本の自然崇拝やアニミズムに基づく信仰に特化しています。龍王は王としての地位が強調されますが、龍神はより神性や自然界の精霊としての側面が強いです。

そして神と人間はくっきり違うこと。ユダヤでは常識。
人は神に近づこうとしても消して神にはなれない。あくまで影でしかないので実体にはならない

八岐大蛇 《Yamata no oroti》  出身地:日本
 日本神話に登場する巨大な大蛇。8つの谷と8つの山を覆うほどの大きな身体には苔や桧や杉が生い茂り、樅の芽吹いた8つの頭と8本の尾を持つ。目はホオズキのように赤く、真っ赤にただれた腹からは血が流れ出ているという。もともとは水神として崇められていた。
 毎年、高志(こし、越)の国から降りて来て脚摩乳、手摩乳の子を生け贄として要求し、それを食っていた。奇稲田姫に一目ぼれした素戔嗚尊は、彼女を助ける代わりに嫁として迎えることをふたりに承諾させ、八岐大蛇が現れるという淵で、奇稲田姫を櫛に変えて髪にさし、大蛇の好物である酒で満たした8つの瓶を用意して待ち構えた。大蛇はその酒を飲み干して酔い潰れ、いびきをかいて寝ているところを、素戔嗚尊が十握剣を使って、全ての首を切り落として退治した。素戔嗚尊は大蛇の尾を切り裂いて、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、後の草薙の剣)を手に入れた。
 出雲地方の水害を象徴したものともされる。

世界中で神話や神とされている水の神様は、世界のさまざまな神話や宗教において重要な役割を果たしています。以下にいくつかの例を挙げます:

  1. ギリシャ神話
    • ポセイドン (Poseidon) – 海、地震、馬の神。海を支配し、三叉の槍(トライデント)を持ちます。
  2. ローマ神話
    • ネプトゥヌス (Neptunus) – ポセイドンのローマ版で、海の神。
  3. エジプト神話
    • ソベク (Sobek) – 水と豊穣の神で、ワニの頭を持つ。
  4. 北欧神話
    • エーギル (Ægir) – 海の神で、妻のラーン (Rán)とともに海の力と危険を司る。
  5. 中国神話
    • 龍王 (Dragon King) – 四つの海をそれぞれ支配する四人の龍王が存在し、雨や水に関わる。
  6. 日本神話
    • スサノオ (Susanoo) – 海と嵐の神。ただし、水だけに限定されるわけではありません。
    • 綿津見神 (わたつみのかみ) – 海の神々。
  7. インド神話
    • ヴァルナ (Varuna) – 水、海、法、そして地下世界の神。
  8. ケルト神話
    • ルー (Lir) – 海の神。息子のマナナン・マクリル (Manannán mac Lir) もまた海と天候の神。
  9. アフリカ神話
    • イェモジャ (Yemoja) – ヨルバ人の宗教では川の神であり、海の母ともされる。
  10. メソポタミア神話
    • エンキ (Enki) またはエア (Ea) – 淡水、知恵、魔法、芸術と工芸の神。
  11. エジプト神話では他にも:
    • ヌン (Nun) – ヌンは原初の水、混沌を象徴する神で、世界が始まる前の無の状態を表しています。すべての生命はこの水から生まれたと考えられていました。
    • ハピ (Hapi) – ナイル川の氾濫を司る神で、豊穣をもたらす存在です。ハピは、豊穣と水の両方を象徴する重要な神でした。
    • アメン (Amun) – 後期の神話ではアメンが水と風の神としての要素も持つようになり、特に「アメン-ラー」として太陽神ラーと結びつき、生命の源としての水と太陽の力を合わせ持つことがありました。

これらの神々は、それぞれの文化において水の持つ力を象徴し、しばしば豊穣、生命、清浄、そして時には洪水や海難事故といった災害とも関連しています。水の神々は、その文化がどれだけ水に依存しているかを反映しており、農耕社会では特に重要視されることが多いです。

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地球は宇宙のなかの太陽系惑星としては主に「水の星」です。水を地に対して「重力(引力でひきつける」を調整されて創造主がお創りになられました。その絶妙な関係のバランスが成り立ち酸素や植物などが生存できるシステムにより動物や人間などが生存できています。太陽の距離で熱によって蒸発し雨になり風など空気の層が無限(∞インフィニティ)システムとして循環し人間はそのバランスが神妙に調整された環境のおかげでなんとか生存できているほどの存在でしかないこと。神になろうとか侵略して自然界で生存している人間や動植物、生態系まで破壊してまで自らの「地」に好き勝手にしようなど国家含む組織や個人においても人間界の「戦争」など権力者たちも所詮…というまだ認識でしかない文明の精神レベルなのかもしれません。。。。農業においても海においても地球システムの自然界のなかに住む人間にとってとてもこの存在「龍」は必要なことです。

LEO

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